2015年 10月 04日
タロフォフォの滝 横井ケーブへ |
タロフォフォの滝へ。大人20ドル、小人(12歳未満)8ドル。
娘は12歳なのですが、この日は他に誰もいなかったからか、
12歳なら、8ドルでいいよ!と言って下さって、 ひゃ~♪
ありがたくそうさせて頂きました。
テーマパークのように一応なっていました。
ケーブルカーで着いた所にタロフォフォの滝があり、
そのもっと山奥に横井ケーブがあります。
だ~~~れもいない(;^^A
この汽車だけ乗りました。
コーヒーカップのような?
ケーブルカーも動いてなかったのですが、
我々が待っているとスタッフの人が走って動かしにきてくれました。
なんか、すいません(笑) そして到着。
ビデオカメラも撮っていたので、ケーブルカーでの写真はないですが、
西表島を思い出す山々。大自然です。これは滝の上のほう(第二の滝)。
日本の滝って今までいくつか見て、水が透き通っていたのでそんなイメージでしたが、
結構濁ってるんだなぁと。あの吊り橋の所までまずは歩こう!
歩く歩く。滑る滑る。 土がとてもやわらかい。
パパが「ええ土やわ」と言ってました。 いちいちおもしろい(笑)
こんな風に道はあるけれど、ジャングルです。
本当に横井さんがいらした場所は私有地なので、
ここにある横井ケーブは真似て作られたものだそうです。
だけども、こういう場所だったんだと。
自分の勝手なイメージで、こういう場所はもう少し整備されているのかなぁと
思っていたのですが、今の人が見やすいようにとそれだけの理由で
綺麗にしてしまっては、当時の感じが伝わりにくいかもなぁと思いました。
吊り橋を渡りました。
違う角度から見たタロフォフォの滝。
グアム歴史館。入りました。ビデオを撮っていいか聞く人もおらず(汗)
探しに行ったのですが本当に誰もいなかったので、こっそり撮りました。
あ、もちろん家でしか見ません。
グアムの歴史は古く、スペイン侵略よりはるか昔、
紀元前2000年頃にさかのぼります。
マレーシア、インドネシア、フィリピンなど東南アジアから
海を渡ってきたチャモロ人と呼ばれる海洋民族がグアム島の先住民です。
西暦800年頃には人口が10万人を超え、秩序ある社会を形成し
高い文化を築いていました。彼らの残したラッテ・ストーンと呼ばれる
石造物にその文化の痕跡を見る事ができますが、謎は多く
何の目的で作られたものか、はっきりはしていません。
1521年、マゼランがグアム島を発見し、
スペイン統治時代が始まります。
1668年にはスペイン人の宣教師がカトリックの布教活動をはじめ、
宣教団のスポンサーであったマリアナ母后の名を借りて
「マリアナ諸島」と命名しました。
島民はカトリックの厳しい戒律と自分達の文化が失われる事に反発。
宣教師が暗殺されるなど、混乱を極めました。
島民とスペイン軍の混乱はさらに悪化していきます。
戦争や西洋人によってもたらされた疫病などによって
10万人以上いたとされるチャモロ人は2000人ほどになりました。
その後米西戦争でアメリカ軍に占領され、
太平洋戦争とともに、日本軍が侵攻。
1941年日本軍はマリアナ諸島唯一のアメリカ領であった
グアムに空爆を開始。10日後には上陸してグアムを占領しました。
グアムを大宮島、ハガニアを明石と改称し、
日本語や日本の習慣を強制。
日本軍のために重労働を強いた。
太平洋戦争末期の1944年、
アメリカ軍はグアム奪還のため再上陸を開始。
グアムは再びアメリカ領になった。 (本より)
おおまかな流れですが、色んな国に占領された島です。
今はグアム、サイパン、リゾート地!!!ってね。
ついつい浮かれた感じがしてしまいますが、
島の至る所に、戦争の傷跡が静かに残っていて、
それを見て、平和な感じの今を見ると、
本当に複雑な、なんとも言えない気持ちになってきます。
お土産屋さんも、もちろん開いてませんでした。 えーんえーん。
そして、横井ケーブへ行くトロッコを発見!!
ひゃ~~~ こんな手作り感満載のトロッコ初めて見た!!!(笑)
乗りたかったけど、運転手さんもいなくて、
これほんまに動くのかな?と4人でしばらくジロジロ見ながら
結局歩いて行きました。 ここから300mほどです。普通の道ではないけど(汗)
なかなかのアップダウン。
歩いているとだんだん泣きそうになってきた。
こんな所に身を隠して何十年も過ごしていたのかと思うと。
息子も頑張って歩く歩く。
このレール見えますか? トロッコのレールです。
えぇ・・・!!! ここを走るのか!!!と、びっくりしました。
着きました。
これは断面ですね。
ここから川の方へ行くと、土の中に作られた
リアルな横井ケーブがありました。
小野田さん、横井さんの事は学校でも習ったから知っていましたが、
こんな風に終戦を知らず潜伏生活をしていた方達がいたんだと思うと、
なんだろう、戦争をする、しない、
宣言したり、終わらせたりは口だけでできて、
自分の人生をかけて、戦争をするためだけに、体験するだけで
終わってしまったような、そんな風にまで思えてしまう人々も沢山いて、
この差は一体なんだと、腹立たしい気持ちにもなってきました。
戦争は反省以外なにもない。
当時生きていたわけではないから、その時の事はわからない。
だけどしてしまったのなら、どうなるかを知ったのなら、
もう繰り返したらあかんと。そんな簡単な事、誰でもわかるはずやけど。
賢い生き物だったら、他の方法を考えていかんかい。
写真を見て、お地蔵様に手を合わせて来た道を戻りました。
誰か人がいるかもしれないぞと。少しずつ人々が横井さんを説得していたんだ。
だけど戦争が終わったなんて、横井さんはすぐに信じられなかった。
そらそうやと、洞穴から出た時、どんな気持ちだったんだろう。
こちら側からしたら「わぁ・・・良かった!!」と、嬉しい気持ちになるけど、
横井さんは殺されるかもしれないと、まだ思っていたかもしれないよね。
自分だったらどう思うだろうと。
わっ♪ ニワトリさん??
第一の滝。下から見ると迫力ある。
しばらく4人で眺めていました。
さ、ケーブルカーで帰ろうか。
空中ブランコもあります。お化け屋敷もありましたが、
この日はかなり暑く、横井ケーブから戻った後だったので、
喉もかわいて、息子もかなりぐったりしていたので、
汽車だけ乗って帰りました。
それもね、受付のおばちゃんが慌てて運転手を探しに行って、
やっと乗れた感じだったのです(笑)
「見つからなかったら今日は動かない!!ごめん!」って。
おばちゃんコッペパン片手に笑いながら言うんだもの(笑)
どんだけやる気ないねん!!と突っ込みながらも、
なんかこういう感じ、、、いいなぁと思いました。
ラブランド、うっすら石像が見えていたので、
あぁ、アダムとイブのような石像があるんちゃうか~と。
もらった冊子の絵もそんな感じだったし、
わざわざ行かなかったのですが、 行かなくて大正解でした(笑)
18禁といいましょうか。
ここまできたら・・・芸術なのこれは?
いや、芸術???と思うような。
見ようによったら、やっぱり下品やわ。
こんな開放的な場所に置かなくてもええやん・・・別に・・・(笑)
と思ったり。
見ようによったら、ありのままの・・・なのかと思ったり。
なんしか、そういう石像が沢山あったようです。
何故なのかはよくわかりません。
帰ってから他の方のブログで知ったわけですが、
びっっくりしました。 想像を超越しすぎてて。
これをネタにできるくらいの大人同士だったら、
ほうほう!と、楽しめるのかもしれません。
今後、行かれる予定の方は、
メンバーによっては、気をつけてお通り下さい(笑)
by kinnnikumans
| 2015-10-04 11:30
| グアム島